帝王切開の入院準備品であってよかったもの・便利だったものについてまとめます。
出産入院中の荷物、出来るだけ周到に準備しておきたいですよね。
特に、入院期間が長く術後がつらい帝王切開は事前準備がかなり重要!
帝王切開後の辛いことといえば、主には以下の3点。
- お風呂に入れない!
- お腹の傷が痛い!
- 絶飲食がつらい!
この3つを緩和できるアイテムを持っていくのが入院準備のポイントなんです。
今回はこれから帝王切開を控えている妊婦さんに向けて、帝王切開の入院準備で実際に持って行ってよかったものについてまとめたいと思います。
その他入院生活全般で持って行ってよかった便利グッズも一緒にまとめています。
入院準備の参考になれば嬉しいです!
帝王切開の入院準備品であってよかった・便利だったもの
帝王切開の入院準備品で実際に持って行って役に立ったアイテムは以下の通りです。
ペットボトルストロー
寝ながらでも飲めるということでどのサイトを見ても必需品として紹介されてたペットボトルキャップ。
元々は陣痛時を想定して準備していたのですが、準備しておいて本当に良かった…。
術後はお腹が痛くて、とても起き上がって飲もうなんて気持ちになれません。
でも術後水分はたくさん摂取しないといけないし、パラマウントのウィーン…がじれったかった私にはこれは大活躍でした。
使うのは最初の数日(お腹の痛みが最も激しい時)なので最悪なくてもいけますが、あるとかなり助かるアイテムです。
あとは、ちょっと嵩張りますが洗浄用にこちら↓も持っていくといいと思います。
汗拭きシート
自然分娩の場合でも準備しておいたほうがいいと言われる汗拭きシートですが…
帝王切開の場合は特に、絶対あったほうがいい必須アイテムです。
赤ちゃんの授乳で汗だくになるのに、術後3〜4日くらいはお風呂に入れません!!(涙)
お風呂に入れない間もお見舞いに来てくれる人もいるし、助産師さんに授乳指導してもらいながらも自分が汗臭いんじゃないかと気になって仕方ないです…。
不快感もリフレッシュもできますし、持っていってよかったアイテムナンバーワンですね。
ドライシャンプー
お風呂に入れない間、とにかく髪が洗いたくて仕方なかった上の子の出産時…。
下の子の出産時はこのドライシャンプーを持って行って大正解でした!!
地肌にスプレーして揉み込んだあとタオルで拭き取るのですが、地肌も髪もかなりスッキリします。
洗髪後と同じとまではいかなくても、個人的にはそれに近い状態になりました。
ただ、わりとスーッとした香りなので若干男性っぽいのと(女性が使っても問題ないと思うけど)、清涼感強めなのでお肌が弱い方は注意が必要かも。
ドライシャンプー、今はかなり種類が増えて女性向け商品もたくさんあります。
フレッシィよりもこちらのほうが女性向けの香りかもしれません。
ドライシャンプーも、間違いなく持っていってよかったアイテムナンバーワン(いくつナンバーワンがあるんだ)です。
マタニティショーツ
妊娠中はお腹がきつくて一切使わなかったマタニティショーツ、帝王切開後はフル活用でした。
普通のショーツだと傷にあたって痛いので、産後1ヶ月半くらいまでしばらく履いていました。(普通のショーツを履くのが怖かった…)
延長コード or 長めの充電ケーブル
スマホ充電用に、延長コードもしくは長めの充電ケーブルが便利でした。
コンセントの位置にもよりますが、私の入院した病室はコンセントが枕元にあったためパラマウントを起こした状態だと長さが足りず…。
術後は傷が痛くて身動きがとれませんし、何かとスマホを使うことも多いので(写真撮ったり、あれこれ気になって検索しまくってた私…)
充電しながら使えるよう、長めのケーブルを準備しておくと便利です。
のどぬ~る濡れマスク
帝王切開でつらいことといえば、絶飲食。
手術前夜~翌日の昼まで水もNGなので、口・喉の渇きが本当に辛かった第一子の出産時…。
第二子出産時は、喉の渇き対策に「のどぬ~る濡れマスク」を持参しました。
第二子の時は絶飲食のスパンが短くなり手術当日の夕方には飲み物が解禁されたため術後すぐは使わなかったのですが、
入院中に上の子からもらった風邪を発症し、咳き込みが辛かった時には重宝しました…。
咳き込むとお腹の傷にモロにくるので、冬場などは特に乾燥対策に持っておくと安心かと思います。
傷跡保護テープ
これは病院によるかもしれませんが、うちの産院ではなぜか退院時に傷跡テープを剥がされてしまうので持参しました。
お医者さん曰く、傷跡テープは術後3ヶ月〜半年くらいはつけていたほうが傷跡が目立たなくなる&ケロイド予防になるとのこと。
3ヶ月間貼り続けた第二子出産後はケロイドになりませんでした。
サージカルテープ・シリコンジェル系など数ある傷跡テープの中でも、一番おすすめなのが「アトファイン」。
おすすめな理由は以下の3点。
- これ1枚だけで済む(サージカルテープのように何枚も貼らなくていい)
- ペラペラ剥がれにくい
- かぶれにくい、痒くなりにくい
入院中はサージカルテープを使っていたのですが、ペラペラ剥がれてくるしそれがかゆみの元になるしで個人的には微妙でした…。
何より傷跡に沿って細々と何枚も貼らないといけないのが面倒ですね。
その点、1枚ばーんと貼れば済むアトファインは圧倒的に楽でした!
かぶれについては個人差があると思いますが、かぶれやすい体質の私でも問題なく使えました。
病院で使うのはサージカルテープ系が主流だと思うので、ペラペラ剥がれてきた時のバックアップとしても準備しておくと安心。
退院後も長く使えるので準備しておいて損はないです。
息抜きできる趣味のもの
ネットで「陣痛中にリラックスできるもの(音楽など)を持っていくといい」という意見を散見したものの、「さすがにそんな余裕ないだろ!」と一切持っていきませんでした。
が、うちの病院は母子同室だったので、1週間閉鎖的な空間で新生児と篭りきり…は精神的に応えるものがありました。
特に、退院まで痛みと闘う帝王切開は気持ちも荒みやすいです(※個人的な感想です)。
とはいえ入院中はがっつり休養する時間すらないくらい忙しいので、隙間時間でささっと楽しめるようなハーブティや雑誌、音楽などがおすすめ。
音楽なんかは搾乳しながらも聴けますし、あとは蒸気アイマスクもよさげです。
予定帝王切開の場合は手術前日から管理入院という場合も多いと思うので、雑誌や本ば暇つぶしにも使えていいと思います。
歯磨きシート
手術当日夜~翌昼くらいまで(歩行訓練開始するまで)は歯磨きができないので、あったら便利です。
ただその期間中は絶飲食中の事も多いので、汗拭きシート・ドライシャンプーほど必須ではないかもしれません。
保険申請用の書類
保険申請用の書類もあらかじめ取り寄せて、入院時に病院に渡しておくと良いです(医師記入欄がある場合)。
一人目の時は緊急帝王切開だったので、出産後に書類を取り寄せて再度病院に行って書いてもらうのが面倒でした^^;
あらかじめ分かっている予定帝王切開の場合は事前に取り寄せておくとスマートです。
帝王切開用の腹帯
入院中病院で借りていたこちらのニッパー、これで腹部を固定すると動いた時の痛みがかなり和らぎました。
これがない帝王切開の産後は考えられません!!
歩行訓練や赤ちゃんのお世話も、これのおかげで乗り切れました。
傷部分がなるべく揺れない・動かないように、痛くない程度にベルトを締めるのがポイント。
退院時は返却しないといけないし、なんだかんだ傷の痛む術後一ヶ月くらいまではかなり重宝したので自前で持っておくといいと思います。
500mlペットボトルの飲み物
これは後で旦那さんに買ってきてもらうのでもいいのですが、ストックをたくさん購入しておくと楽です。
絶飲食明けたらたくさん水分を飲まないといけないのと、鉄剤やら痛み止めやら薬も多いし、母乳的にも水分摂取がとても重要。
500mlペットボトルの方が軽くてお腹の傷に障りませんし、上で紹介したペットボトルストローも使えるのでおすすめです。
その他持っていって便利だったもの
帝王切開だからこそではありませんが、入院中に持って行って便利だったものもついでにまとめます。
育児日記
おそらくどこも産院が提携しているミルクメーカーが育児日記を配布してると思うのですが、自前で持って行ったこれがめちゃくちゃ使いやすかった…!
シンプルで見やすくとても書き込みやすいです。
メモできるページも多いので産院で指導された内容をここに書いておくこともできます。
退院後も何ヶ月か続けていましたが、後々の記念にもなりました!
もしくは、アプリで記録するのもおすすめです。
「ベビレポ」は授乳・おむつ替え・睡眠時間などを、直感操作で記録できるアプリ。
授乳時間の通知機能や、第一子ママに嬉しい育児相談機能もついてます!
記録は家族間の共有もでき、PDF化して印刷することもできるので記念にも◎。
私はアナログ派でしたが、アプリの方が荷物も削減できるし、スマホで手軽に記録できるので効率的。スマートに育児をしたい方はアプリがおすすめです。
洗濯用ネット
院内にランドリーがあったので、洗濯用ネットはかなり便利でした。
脱いだものを入れて、そのままランドリーに持っていってぽんと入れて洗濯回すだけでオッケー。終わったら袋ごと回収して完了。
下着などの目隠しにもなりますし、ずぼらな私にはぴったりでした。
エコバッグ
小さく折りたためるエコバッグも何かと使えて便利です。
退院時は色々荷物も増えますし、病室がシャワー付きの個室でない場合、お風呂まで行くのに着替えや洗面用品を入れて持ち運ぶのにも便利。
ランドリー系の持ち運びにも使えます。
小さく折りたためるものならかさばりませんから、1~2個持っていくことをおすすめします!
小銭
売店やコンビニのある病院ならお札がくずせるのでいいのですが、
私が入院した産院は個人病院だったので小銭をくずせるところがなく、自販機用に小銭を多めに持っていきました。
病院によってはランドリーも有料だったりするみたいなので、そういった場合は小銭も重要です。
ラズベリーリーフティー
安産のお茶と言われるラズベリーリーフティー、産後の子宮の回復や母乳にもいいようなので持って行きました。
これがリラックス効果もあって良かったです。やはり温かい飲み物はホッとしますね…。
書類をまとめるファイル
入院中は栄養指導などで何かと書類やパンフレットなどをもらうので、整理するためのファイルがあると便利でした。
クリアファイル数個とそれをまとめる封筒型のファイルを持って行ったのですが、封筒型のファイルは筆記用具も上で紹介した育児日記も全部一緒に入るので良かったですね。
入院中にある程度整理できてると、退院後の荷物整理が楽になります。
ヘアゴム
髪が長い場合はヘアゴムは必須。
授乳中・おむつ替え中など髪の毛がとにかく邪魔になるので、1〜2個持っていきましょう。
状況により必要かどうかが分かれるアイテム
S字フック
これは病院のベッドにより必要かどうかが分かれるアイテムだと思います。
うちの病院はベッドガードやフックをかけれるようなパイプ部分がなかったので不要でした。
病院のHPなどでお部屋の状況を確認して、引っ掛けられるところがあれば持って行くといいと思います。
割り箸・スプーン
中には持参が必要な病院もあるようですが、うちは不要だったので持って行きませんでした。
お見舞いで差し入れをもらった時にも便利なようだけど、帝王切開の場合は絶飲食もありますし、母乳に厳しい病院は差し入れ自体制限されています。
指定がある場合以外は個人的にはあまり必要ないアイテムかなと思います。
ふりかけ
これは病院食やお好みに合わせて必要かが分かれるアイテム。
母乳推進の産院だとお米の量が多かったりで、食べきるのにふりかけが必要だった!ということもあるようです。
白米がすすまない時にはあるといいかもしれません。
メイク道具
これも人によりけりですかね。
私は元々メイクに無頓着な人間なので持って行きませんでしたが(でも、第二子の写真撮影時はちょっと後悔…)、気になる方は持っていくといいと思います。
周りの皆さんは、さすがに撮影時はメイクをされている方が多かったです…!
カーディガン、毛布、靴下
カーディガンなどは当然ですが季節によって、大部屋か個室かにもより変わるかと思います。
私は季節柄必要なかったのもありますが、個室だったため自分で空調を調節できたので特に要らなかったです。
帝王切開の入院準備品リストまとめ。
帝王切開の入院準備品で便利だったアイテムと、入院生活全般で便利だったアイテムをもう一度まとめると以下の通りです。
- ペットボトルストロー
- 汗拭きシート(大容量)
- ドライシャンプー
- 延長コード or 長めの充電ケーブル
- マタニティショーツ
- のどぬ~る濡れマスク
- 傷跡保護テープ
- 息抜きできるもの(ハーブティや音楽など)
- 歯磨きシート
- 保険申請用の書類
- 帝王切開用の腹帯(ニッパー)
- 500mlペットボトルの飲み物
- 洗濯用ネット
- エコバッグ
- 小銭
- ラズベリーリーフティ
- 育児日記
- 書類をまとめるクリアファイル、封筒
- ヘアゴム
産院や産後の状況によって必要なアイテムも多少異なるかとは思いますが、帝王切開を2度経験した私の実感としてはこんな感じです。
帝王切開はとにかく、お風呂には入れない・絶飲食がつらい・術後の痛みがしんどいの3点なので、少しでもそれを緩和できるアイテムが必須。
帝王切開前は気持ちも不安になりますが、便利グッズを揃えて少しでも不安を取り除いてくださいね。
以上、帝王切開での入院準備品のまとめでした^_^